アンドモワで仕事をして学んだ

待遇が良く、嫌なことも少なく、それでいて充実感があるバイトも増えてきていますので、居酒屋のバイトは気軽に、いつでもできる点はいいのですが、嫌な客に文句を言われたり、愛想笑いもしなくてはならず、それでいて時給がそれほど高くないものとしては、若者に嫌われ始めてきた職種と言えるかも知れません。

第一、若い、同年齢くらいのお客様ならまだしも、高年齢のおじさん臭い人たちやおしゃべりが過ぎるおばさん連中が、口うるさく、偉そうにしているのを相手にするのは、プライドも傷つくし、我慢も限界というようなこともあるでしょう。

しかし、居酒屋という舞台は、ビジネスという世界で最も原点的なところということもできるので、一度は経験しておけば、その後の人生で役立ちます。

そして、どうせやるならバイトとして上達して卒業するのがいいのではないでしょうか。

ポイントは、3Hです。

HEAD、HAND、HEARTの3つの頭文字です。

学習の基本と言わています。

日本語に訳せば、知識、ウデ、態度でいいでしょう。

他の学習のときにも応用が効くので、この3Hを念頭に置いて、修業するのが上達への道となります。

まず、知識ですが、メニューのことを掌握することです。

どのような商品があり、どのように作られているか、注文から運ぶまで、どのくらいの時間がどういうことでかかるか、味のポイントやアレルギー影響はどうかなどをきちんと把握しておくことです。

その上で、そのお店の特徴や沿革などまで、自分で勉強し、自分のものとしておくことが基本になります。

ウデは、注文の受け方、たとえば味付けが二種類あればそこを的確に説明できるようにしておくとか、おしぼりの出し方もどうしたらいいか、料理の運び方、手の使い方など技術面も含めた技の習得です。

そして、三番目が態度で、接客業の心得とか、お客様志向とか、気持ち良い応対とかを自分のものとすることです。

これらをしっかり身に付ければ、他の仕事でも応用が効くというわけです。

そしてアンドモワで実践しておけば、単なる頭の力でなく、身体全体のビジネス力となるので、できるビジネスパーソンに成長できるというわけなのです。

最終更新日 2025年7月8日 by mdchiefs