タトゥーの除去は入れるよりも痛みを伴う

タトゥー

1.私がタトゥー除去を決めた理由とは?

タトゥーを除去すると決めたのは、子供ができたことがわかったときです。
若いころは自分の自由に遊んで自分自身のことだけを考えていることができました。

ですが、子供ができたことがわかったときに決めました。
自分ではなく、子供や夫のことを考えて生きていこうと思いました。

子供ができたことがわかったときに除去について調べたのですが、除去するだけなのにとても時間と費用がかかることがわかりました。
入れるときは割りと簡単だったように感じたのですが、やはり完全に消すとなれば時間もかかるし、痛みも伴うことがあるのだと改めて感じました。

この痛みは入れるときには簡単に忘れることはできても、周囲にかけてきた迷惑や心配なども感じることができると思います。
タトゥーはかっこいいと思っていたけれど、結局自分のことを甘やかしているだけのバカが入れるものなんだとも感じます。

かっこいいに憧れたり、自分の決意表明だなんて格好つけても、結局自分のことだけを考えているから出来たことだなと。
自分の好きな柄を入れるために、自分はいろいろと考えているんだとたくさんの人にいいました。

この柄には意味があるものなのだ、自分はほかの簡単に入れるような人たちとは違うんだと思っていました。
けれど、実際はまったく関係なく、周囲への反抗と自分自身へのかっこつけだったことがいまだとよくわかります。

2.見た目の格好良さと周囲への反抗という若さが招いた行動

正直あのころの自分のかっこ悪さにうんざりします。
自分自身のことだけ考えていられれば楽で、誰のことも心配もしていなかったし、思いやろうともしていませんでした。

けれど、自分以外に大切で守ろうと思える人ができたらわかったことがあります。
格好つけていても、大切なものは守ることができないということです。

自分が守りたいものができたことで、自分をかっこよく見せたいものを取り除いても周囲には人はたくさんいてくれることもわかりました。
子供の顔を見るまではタトゥーを除去することはまだできなかったのですが、少しずつ大きくなっていく経過を鏡で見るたびに、絶対にこの子を守るために、家族を守るために除去しようと思いました。

そのためならタトゥーなんてなんの役にも立たない、むしろ邪魔になるし、何もこだわる必要がないということです。

タトゥーを入れるときは正直おしゃれに見えるし、かっこいいし、ほかとは違う自分に酔っている、という感じでした。
これは本当に今思い出しても酔っているという感覚です。

子供が将来できるということなどは考えもせず、病気になる可能性や就職先で見つかった場合はクビになる可能性が高いことなども周囲は注意してくれて、止めてくれたのに、自分はそうなったら自由だと考えていました。
面倒な仕事の上下関係や心配する親から逃げられる、自分だけのために行動して楽しい人生を送ることができるのだと思っていました。

3.子供が生まれたことがきっかけになった

その後、やっぱり見つかってしまい、お客様からの苦情などもあって仕事はクビになってしまったけれど、特にこれといって困ることがなかったので、むしろ喜んでいました。
やっと面倒なことから逃げることができると考えていました。

お客様の中には私を心配してくれる人や消したほうが将来にもいいというアドバイスをくれた人もいたようですが、まったく気になりませんでした。
だって、将来なんてなんとでもなると思っていたからです。

今まで好きな人が出来てもその人もあまり何も言わなかったし、友人もはじめはぐちぐちと言われたことがありましたが、離れていくような人を追いすがるような必要性も感じていなかったので、正直清々する、と思っていたほどです。

その人たちの心配とアドバイスがとても正しいことだったのだとわかったのが、子供が出来たとわかったときです。
産婦人科でタトゥーがあることを見られたとき、感染症やほかの病気のことについても説明されて、子供への影響なども考え始めました。

入れていることで子供に影響がある病気にかかる可能性もあるのでは、と心配になりました。
除去についてもいろいろと調べ始め、子供だけではなく将来自分自身の体にも影響が大きく出る可能性もあるということがわかって、はじめてゾッとしました。

自分は軽々しく考えていたけれど、これは自分自身だけではなく周囲や子供にも影響を与えるようなことなのだと思いました。

海外では入れている人もいる、日本は遅れているとかいう人もいましたが、それでも現実問題として自分よりも子供や家族のことを考えたら、行楽などで入ることができない場所があったり自分自身への病気の疑いなどもあるということで、どんどん心配になってきました。

消すことで少しでも子供が寂しい思いをしないのなら、こんなものはいらないし、すぐにでも消したいと思いました。
まだ調べている最中ですが、絶対に消します。

完全に消えるまでにも何度も痛い思いをしなければいけないのかもしれません。
でも、子供のためなら何でも出来るし、我慢もできます。
これは、今まで私を心配してくれた人たちの気持ちの痛みなのかな、と思ったりもしました。

 

※参考になる外部リンク

タトゥー除去大阪 口コミ

最終更新日 2025年7月8日 by mdchiefs