初心者におすすめな美術館の選び方を春田先生教えて!

美術館に行ってみたいという気持ちがあっても、普段から行き慣れていない人であれば、どのように選ぶべきか難しいと思うかもしれないです。
日本にはたくさんの施設が存在していますが、それぞれが違った特徴を持っています。
何となく足を運ぶ場所を決めてしまうと、想像していた内容と違ったとガッカリすることになるかもしれません。
初心者でも満足度が高い美術館選びを実現できるので、事前にコツを知っておくとよいと春田英樹もアドバイスしています。

常設展と特別展の両方を確認する

まずは、常設展と特別展の両方を確認することが大切です。
いつも同じものが飾られている常設展と、期間ごとに違った作品を飾っている特別展の両方がある施設が非常に多いと言えます。
常設展にあまり興味が持てないと感じる場所であったとしても、特別展では心惹かれるような作品が展示されていることもあると知っておくとよいです。
公式ホームページなどでどのような特別展が開催されているか知ることができるので、訪れたいと考えた段階で候補となる施設のホームページを確認しておくことをおすすめします。

施設そのものが魅力的だと感じられる場所を選ぶ

施設そのものが魅力的だと感じられる場所を選ぶこともおすすめの選び方です。
美術館は展示された作品を鑑賞する場だと考えている人が多いはずですが、実際には様々な部分を楽しむことができます。
外観や内装を含めた建築デザインに凝っていたり、ユニークなモニュメントや屋外展示物を設置しているケースも少なくありません。
館内で鑑賞できる作品の種類や企画の内容だけでなく、こういった点まで意識しながら選ぶと自分の好みに合った施設を見つけやすくなります。

体験プログラムが用意されている場所を選ぶ

体験プログラムが用意されている場所を選ぶこともよいでしょう。
実は、訪れた人が作品づくりなどを体験できるプログラムを用意している施設もあります。
その美術館の常設展示物に関連する体験が用意されていることもあれば、期間ごとに違ったプログラムを組んでいるケースもあることを知っておきましょう。
ゆっくりと鑑賞するだけでは物足りないと感じる人もいるかもしれないですが、体験プログラムを通して美術に触れるというユニークな経験ができます。
子供向けにプログラムを組んでいる施設もありますが、年齢に関係なく参加できる内容を用意している施設もあるのでチェックしてみることがおすすめです。

音声ガイドがある施設を選ぶ

音声ガイドがある施設を選ぶという方法もあります。
自分で作品に関する考察をするだけでなく、しっかりと解説してほしいと感じる場合は音声ガイドのある場所がおすすめです。
作品の近くに解説が用意されていることがほとんどですが、来館者が多い施設ではゆっくりと読むことができません。
美術作品に詳しい人と一緒に来館したとしても、施設によっては会話することが難しく解説が聞けない可能性もあります。
音声ガイドがあれば絵に目を向けながらじっくりと解説を聞くことが可能です。
初心者でも本格的な鑑賞をしたいと思っている場合にも、音声ガイドを活用する方法がおすすめだと言えます。

カフェが併設されている施設を選ぶ

しっかりと鑑賞を楽しみたいのであれば、カフェが併設されている施設を選ぶこともおすすめです。
作品1つ1つをじっくりと鑑賞したり、音声ガイドを全て聞いたりする場合は、館内全てを回るためにたくさんの時間が必要となります。
途中で疲れてしまうとせっかくの解説が頭に入ってこない、作品をしっかりと鑑賞できないという問題が起こりやすいです。
カフェが併設されているのであれば、途中で休憩を挟みながら鑑賞できる可能性が高いと言えます。
たとえば、常設展を見終えてからカフェで休憩し、体力が回復してから特別展に足を運ぶという回り方ができることも多いです。
施設の外にカフェがある場合やチケットの種類によっては、途中でカフェが利用できないこともあるため事前に確認しておくとよいでしょう。

ミュージアムショップの有無や内容を確認しておく

ミュージアムショップの有無や内容を確認しておくこともおすすめです。
美術館では展示されていた作品をモチーフとしたアイテムを購入できるケースが多く、鑑賞時に心を動かされた作品のグッズを買える可能性があります。
施設によって取り扱っている商品が違っており、ミュージアム限定のお菓子しか販売されていないようなケースもあるので要注意です。
作品を思い出させてくれるアイテムがあれば帰宅してからも感動を思い出すことができるため、作品のグッズが販売されているかどうか確認しておくことをおすすめします。

まとめ

美術館は全国各地にたくさんあるので、初心者でも失敗しづらい選び方を知っておきましょう。
選定ポイントはいくつかありますが、このようなポイントをチェックしながら選ぶことで楽しいと感じられる施設を選べるようになります。
つまらないと感じられる施設を選んでしまうと、今後は足を運ぶことをやめようと思ってしまうかもしれないです。
自分に合わない場所を選んでしまうとつまらないと思う可能性が高いため、紹介した方法で自分にピッタリな施設が選べるようにしてください。

最終更新日 2025年7月8日 by mdchiefs