その口臭の原因、もしかしたら鼻の病気かも!?
歯医者に定期的に健康診断をしてもらい、歯石もとって虫歯もないのになんだか口臭を感じている人はいませんか?
もしかしたら、その口臭の原因はお口の中じゃなくて、鼻の奥かも知れませんよ。
口内環境に問題がないのに、なんだか嫌な臭いを感じる。
それはもしかしたら、副鼻腔炎かも知れません。
口臭は歯磨きのやり方次第で何とかなると思ってる貴方、一度疑ったほうが良いかもしれませんよ。
副鼻腔にポリープなどが出来ると、分泌物の排液が妨げられ、それが細菌などの感染により炎症を起こすことがあります。
これが副鼻腔炎です。
副鼻腔炎のまたの名を蓄膿症といいます。
この病気は自覚症状が無いことがあるのがやっかいな病気です。
蓄膿の名前の通り、副鼻腔に膿がたまります。
この膿からの悪臭が鼻や口の臭いのもとになるのです。
自分にも周囲にも臭うので、口臭と勘違いするケースが多いのです。
蓄膿症の自己診断に次のような方法があります。
鼻の両側に指を2本当ててみて、炎症が起きていれば、ほんのりあたたかく感じるそうです。
あくまで目安なので、異変を感じたときは早めに耳鼻科の診察を受けましょう。
副鼻腔炎は、抗生剤の服用により治療できます。
重度になると、直接鼻に溜まった膿を排出する外科的治療を行うことが必要な場合もあります。
慢性化しやすい病気なので完治後も注意が必要です。
副鼻腔炎がなおると当然のことですが、口臭や鼻からの異臭はなくなります。
副鼻腔炎でなくても、鼻水が喉に垂れやすい場合には、喉に細菌が繁殖してしまうことがあります。
歯周病菌などと同じように、細菌が繁殖すると口臭が発生します。
ちなみに副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の場合には、鼻水がのどに垂れます。
この口に垂れる鼻水のことを医学用語で後鼻漏といいますが。
喉うがいや鼻うがいなど、日ごろのケアで予防することが出来るので、風邪を引きやすい方や、慢性的に鼻炎症状のある人は、予防を心がけるようにしましょう。
口臭の予防になるのはもちろんのこと、風邪やインフルエンザの予防にもなるので、習慣つけておくとよいでしょう。
最終更新日 2025年7月8日 by mdchiefs